今年も訪れた猛暑、エアコン掛けるかーとスイッチ入れるもエアコンが効かない。。
エアコンはマグネットクラッチだと思われるのですが、マグネットクラッチを新品で買うとなんと4.5万円‼︎
普通に個人でも買えるリビルドコンプレッサーと値段が変わらない。。
どうしよっかなーと悩んでいたら今度は水温が上昇( º дº)
クーラントが減っていたので入れてみたら飲み込む飲み込む。
その量約6L!!
しばらくして確認すると、やっぱり漏れてました。。
もうめんどくさいので一気に替えてしまうことにしました。
ラジエターとコンデンサーは定番のKOYORAD。
コンデンサーは交換する必要はないんですが、この際なんで一緒に交換。
コンプレッサーはYahoo!ショッピングで安く出しているところがあったので、そこで購入^ ^
でも業者向けて法人名義てしか購入できないみたいなんですが、どうにか購入。
個人だとコア返却してくれない人が多いから個人向けには販売してないんだろうなぁ…
何はともあれ色々交換前にクーラントの水路は綺麗にしときたいので、WAKO'Sのラジエターフラッシュを使います。
正直ホルツでいいと思いますし、濃度がわかるならクエン酸を溶かしたエキスでも十分だと思います。
こびりついた水垢が少し取れるってだけですしね。
さて10系のアルファードのクーラント交換を見てると、ラジエターの助手席側にあるエア抜き用のプラグを外した方がエア抜きしやすいのだそうです。
一応外してやりましたけど笑
ラジエターフラッシュの使い方は入れてから30分くらいアイドリングさせるんやでーってどこのサイトでも書いてありますが、大事なのはヒーターをオンにすること。
なので真夏の昼間はフラッシングには向いてない気がします。
アルファードの場合はリアにもヒーターコアがあるので、どちらもヒーターを効かせてあげなければいけません。
このあとの洗浄をどこまでやるか、なんですが1MZを積んだ我がアルファードはクーラントの全容量が10.8L。
ラジエターから抜けたクーラント量は約4L。
となると1回の交換で約36%交換できていることになります。
元のクーラントを100%として計算すると
100 × 0.64 = 64
64 × 0.64 = 40.96
40.96 × 0.64 = 26.2144
26.2144 × 16.777216
16.777216 × 0.64 = 10.73741824
10.73741824 × 0.64 = 6.8719476736
6.8719476736 × 0.64 = 4.398046511104
4.398046511104 × 0.64 = 2.81474976710656
ですので、6回くらいは入れ替え作業をしてあげたいところ。
ホントは7回したいところなんですが、ラジエター交換後に精製水で入れ替えをするので、6回でやめときました笑
エンジンかけて水温上がってきたらエンジン止めて、しばらく待って水温が下がったらドレンを外して抜くという作業を繰り返します。
6回目の水を抜いたらいよいよラジエター交換の始まりです。
まずはボンネットのキャッチを外します。
ラジエターサポート内を通した上にボンネットオープナーのワイヤーが固定されているので、オープナーからワイヤーを外して、ラジエターサポートが外れるようにします。
バンパー下側のど真ん中にあるボルトを外します。
ラジエターサポート側で止めているボルトを外します。
これでああああを外せます。
ようやくATFクーラーのホースを外します。
外すと当然オイルが出てきますから、オイル受けは必須です。
これで外せるのかな?と思っていたらATFクーラーの配管が車体側に固定されているので外す必要がありました。
ようやく外せるぜと思ったら、さらにラジエターの下側の左右がボルトで止まってました。
下側は刺さってるだけだと思い込んでました。。
外したラジエターからはステーを外しておきます。
ATFクーラーの配管も外しておきます。
某からで下側の配管が錆びてエキスが漏れたという記事を見たので新品を頼んでみたのですが、廃盤になっているみたいでした。
サビはそこまで酷くないですし、サビを落としてから塗装して延命措置を図ろうと思います。
ついでに忘れてたファンを外しておきます。
水温が上がった時にろくすっぽ確認せず社外のファンモーターとファンコントローラーを買っているので、とりあえずモーター等は外さずに作業を進めます。
続いてコンデンサの取り外し。
といってもコンデンサは2カ所のM6ボルトとナットを外すだけ。
画像右側の高圧センサーにつながっている方は固着していることもあって、メガネランチ等で緩めようとするとパイプが曲がってしまいます。
ジョイント部分をプライヤーレンチ等で動かないように固定して外してあげましょう。
外れました。
まずはパイプを固定しているボルトを外します。
これを外しただけでは下側のステーが外れません。
どちらにしても再利用するコアサポートを外します。
またまた左側のプラスネジがプラスの溝が埋まるほど錆びていましたが、どうにか外せました。
が、ここはショックドライバーを使ってあげた方がいいでしょうね。
こんな感じでコンデンサとサポートで挟んで固定してあるので、サポートを外さないと外さないんです。
全て取り外せました。
次はコンプレッサー。
前に何もないので外しやすいです笑
まずはオルタネーターを固定しているボルトを緩めます。
オルタネーターを固定しているボルトとナットを緩めるのですが、先に低圧側のパイプを外します。
画像右側がリア、左側がフロントみたいですね。
続いてコンプレッサーを止めているボルトを外します。
低圧側のパイプを先に外したのは、右下のボルトが抜けないから。
次はコネクタを外します。
これで外れると思ったら、さらにステーで固定してありましたので、こいつを外してあげます。
新旧比較。
めっちゃ綺麗になりますね^ ^
ちなみにオイルがガッツリ入っているので、蓋を外すとドビャっとオイルが溢れてきます。
プーリー側。
ベルトが外れるのを防止してるっぽい部品がないのはちょっと残念ですが、よほど緩くならない限り外れることはないので気にしないことにします。
コンプレッサー側のOリングはリビルドコンプレッサーに付属していたので、そちらを使って低圧側のパイプを組み付けます。
シリコングリスを塗って組み付けようと思っていたのですが、溢れてきたコンプレッサーオイルを指で塗りつけて組むことにしました。
コンプレッサー仮組み。
ボルトはかなーり錆びていたので、1本ずつ真鍮ブラシでサビを落としてから、雌ネジ側は仕上げタップでさらってあげました。
そしてまた通り組み付け…られていません(>_<)
コンプレッサー左下のボルトはステーと共締めなんで締めちゃいけないんです。。
正しく組み直しました笑
で、ベルトを掛けます。
クランク、オルタネーター、コンプレッサー全てのプーリーにベルトが正しく掛かっていることを確認してベルトを張ります。
感覚的にはM8ボルトを締め付けたくらいの感じでしっかり張れてると思います。
あくまで素人感覚の目安なんで、ベルトを押してたわみ具合を確認しましょう。
最後にコネクタをつけたらコンプレッサーの交換は完了です。
ラジエターがお漏らし≒ヒーターホースも多分死んでるので、今回はヒーターホースも交換します。
スロットルボディとレゾネーターのところからバルクヘッドのところだけ少し見ることができます。
とりあえずバッテリーを外します。
続いてエアクリーナーボックスの上側。
レゾネーターからシリンダーヘッドカバーにホースが伸びているのですが、こちらはシリンダーヘッドカバー側を外しました。
この方がたぶん取り付け忘れることがないから笑
そしてようやくヒーターホースがお目見え。
とはいえここまで外しても下側は外すのは難しいかも…と思わせてくれます笑
さて気を取り直してKTCのプライヤーのみで外してみます。
シリンダーヘッド側は楽勝です。
続いてバルクヘッド側。
こちらもさほど苦労することはありません。
ですが、お気づきいただけたでしょうか?
下側の抜け止め部分が歪んでいることに…
触って確認すると先の方だけだったので、ある程度形を直してからホースを組むことにしました。
問題の下側へ刺さっている部分。
そもそもプライヤーでクランプを挟むのが難しい‼︎
クランプを抜け止めから外すことにまず四苦八苦。
そしてホースを抜くのにもまた四苦八苦。
結局どちらのホースもカッターで切って抜きました。
抜け止めあたりに傷を入れたくはないので、できればこの手法は使いたくなかったんだけどしゃーない(>_<)
まずは下側のホースを準備。
クランプはフルオープンの状態で届くのですが、下側は落としてしまいそうなので、締まった状態でホースに止めて入れることにしました。
いざ実践…やっぱりクランプを掴めないよ、ママン…
とはいえどうにかクランプを入れてあげることができました。
が、上側のホースのクランプがなかなか入りません。。
なんとか両手も入ることですし、テープでクランプを固定して、ホースを刺した後にクランプを移動し、最後に位置を片側の手でクランプを固定した状態でクランプを固定している金具を外した方が良さそうです。
そしてバルクヘッド側。
ここは楽勝。
シリンダーヘッド側は何も考えなくても取り付けできました笑
最後にホースのクランプを取り付けたら完成です。
替える必要ない気もしなくもないですが、三又部分から汁漏れしている場合は同様に熱で劣化して、再利用不可になっているでしょうから、交換するなら取り寄せておいた方が無難です。
ヒーターホースはラジエターのアッパーホースと違ってまだゴムっぽい感じを保っていましたし、三又部分もさほど劣化したようではありませんでした。
バルクヘッドの下側の抜け止め部分が変形していましたし、なぜかこんなところのコネクタを止めてはクランプが破壊されているので、以前交換したことがあるのでしょうね。
続いてサーモスタットとサーモケースからロアホースへのジョイントの交換。
ロアホースを抜きました。
ジョイントの上側にハーネスが固定さているので外します。
外したらM8ボルトが見えるので、これを外してあげます。
あとは上下左右に揺らしながら引っ張ってやると抜けるはずです。
次はサーモスタット。
画像赤丸のと同じM6ナットで3箇所固定されています。
赤丸部分と画像右側のヒーターホースの下あたりと先程外したジョイントが刺さる部分の下あたりです。
外れたサーモケース。
真ん中あたりのデカいボルトを緩めてクーラント交換した方が早く交換できる気がします。。
中身はこんな感じ。
エンジンブロック側に残っているサーモスタット。
若干貼り付いていたので、ゴムパッキンがエンジン側に残らないよう祈りつつ外しました笑
新旧比較。
なぜか新しい方は真ん中が茶色くなっています。
ちょっちゅわかりにくいですが、サーモスタットのジグラバルブとやらはエア抜きのためのバルブなので上に向けて上げる必要があります。
外も中もきちゃないので真鍮ブラシなんかで出来る限り綺麗にしてやりました。
ジョイントもついでに交換。
ステー部分が錆びてるくらいで全然問題なく再利用できますね笑
サーモスタットを取り付けてサーモケースの挿入。
画像ではズレているためこのままケースを閉めることはできません(>_<)
そしてナットを締め付けます。
サーモケースは均一に締め付ける必要があります。
また予想通りヒーターホースの下側にあるナットがとりつけにくいです。
コーケンのナットグリップソケットやトネのナットキャッチソケットを使えばかなり楽になると思います。
最後にサーモケースからのジョイントを取り付けたらここはおしまい。
次はATFクーラーのホースたち。
まずはステー部分のボルトを外します。
変な位置にあるので外しにくいです。。
まず先にミッションケース下側のジョイントから。
ものっそい固くて、スパナが開くかと思いました。
少し長めのコンビネーションレンチを持っていてよかったです。
とはいえやはりここはフレアナットランチを使った方が良いですね。
とはいえミッションケース側はアングルジョイントなのでスパナで緩めるしかないですが。。
新しいジョイントにはOリングに加えてシールテープを巻いておきます。
使ったシールテープはホームセンターで売ってる安いやつではなく、キノクニで買ったテフロンのちょっとお高いやつです、
画像ではガッツリ巻いてますが、ケース内に落ちたら困るやんかということに後から気づいて半分くらいに減らしています?
取り付け後。
ジョイントだけ異様にキレイ笑
Oリングだけにしようかと悩んだんですが、ビックリするくらい固着してたんで、新品取っといて正解です^ ^
上側のATFクーラーホースです。
うにゃっと緩めたらミッションケース側のジョイントから緩んでしまいました。。
そのまま外そうにもパイプが引っかかって外れそうになかったのですが、ミッションケースからラジエターまでは廃盤で買えなかった部品以外全て新品を購入していたので、回るように曲げてから外してやりました。
こんなところでもむやみやたらと新品部品を購入した成果が現れています笑
こちらも同様にシールテープを巻いて取り付けます。
もちろんこちらも巻き直しています笑
ジョイントとパイプを繋ぐ部分にもシールテープ。
ここのステー部分ですが、あまりにサビサビなので思い切って交換することにしました。
が、ATFクーラーのホースを固定しているステーを固定しているステーはATFゲージのチューブから直接生えています。
そこまで替えたくないなぁと思いつつ、よく見るとチューブの根本(ミッションケースに刺さっている部分)からオイルが滲んだ感じになっていました。。
お値段もOリングとセットで約4000円とさほど高くないので追加で注文しましたが、まさかの廃盤。。
Oリングだけは取れるので、ステーと同じく錆を落として色を塗ることにしました。
ここのボルトを外して…
ステーに留めてある配線たちを外して、少しこねくり回せば外せます。
内張外し的な工具で根本から抜いてやるといいと思います。
色塗りの間穴が空いたままだとゴミや虫が入って困ったことになりそうなので、ウエスとパーツクリーナーで綺麗にしてから、マスキングテープで塞いでやりました。
外したパイプの錆を真鍮ブラシで落としてから、パイプ自体にもペーパーをかけてから塗装します。
塗料は防錆効果は抜群という噂のPOR-15です。
取り付けできるようになるまで時間がかかるので、その間にコンデンサの取り付け。
下側のラジエターサポートにねじ止めしてからコンデンサを取り付け。
と自信満々に画像をあげていますが、下側のパイプ(たぶん高圧パイプ)を取り付けるのを忘れていたので、再度取り外してつけるハメになりました。。
ラジエターシュラウドはクーラントのリザーバータンクと一体になっており、またちょいちょいお漏らし記事をかけたのでラジエターシュラウドも新品します。
ファン以外は新品部品を揃えたので、ラジエターシュラウドに部品を組み付けていきます。
中華製のファンコントローラー。
ファンの回転数制御してたら早く壊れるかもなと思ったのですが、普通に左右のファンに電源供給するだけでしょうからすぐには壊れない…と思い込んでいます笑
つづいてファンモーター。
こちらもたぶん中華製。
とはいえファンを止めるナットまでついています。
なかなか気が利きます。
片側のファンモーターのカバーも新品。
錆びている前提でネジ類も全部新品交換するつもりで購入していましたので、全て新品です。
でもここまで新品にしているので調子に乗ってファンも交換してしまいました笑
あとは元に戻して、クーラントのエア抜きが終われば交換完了です。