インジェクション車では初めてってだけですが笑
最初なタンクを上げる…前にしっかり暖気をしておきます。
まずタンクを上げます。
3mmのヘックスを使います。
次はエアクリーナーボックスの蓋を取り外し。
ヘッドパイプあたりのM6ネジとエアクリーナーボックスの蓋固定してるネジをプラスドライバーで外します。
底側はファンネルとスロットルボディに共締めしてあるので、これを外します。
ここは4mmのヘックスを使います。
あとはセンサーのコネクタとエアクリーナーボックスに固定してあるセンサーを外して、画像では蓋になっていますがエアクリーナーボックスとスロットルボディを繋いでいるホースを外します。
私の車両はキットのハーネスでISCを殺しているためエアクリーナー側もスロットルボディ側も蓋が刺さっているだけになっています。
ここでスロットルボディを観察すると…なんかこれまでの見たことがあるスロットルボディやキャブレターと違う…
慌ててSMを確認すると…K9からL6の車両はスロットルボディ下部のここのスクリューを回して調整するようです。
要するにスロットルバルブの開き具合はメーカー出荷時に調整してるからお前ら触んなよ。
燃料の量は電子制御されてんだからエアスクリューで空気の量だけ調整してなよYouってことなんでしょう。
またSMによると
If adjustmentis not yet correct, remove air screw and clean them with a spray-type carburetor cleaner and blow dry with compressed air. Also, clean the air screw passageways.
NOTE
・Slowly turn the air screw clockwise and count the number of turns until the screw is lightly seated.
・Make a note of how many turns were made so the screw can be reset correctly after cleaning.
とのことですから、スロットルボディを外して清掃することにします。
まあ汚れてるという噂のスロットルボディのエンジン側を清掃しようと思っていたので、どのみち外すつもりだったんですが。
まずはフューエルライン。
クイックカプラーになっているのでここで分離します。
ちょっと硬いです。
次はインシュレーターバンドを緩めてスロットルボディを外します。
ちょっと写りは悪いですが、フレームの横に穴が空いていてそこに3mmのヘックスを入れて緩めてやります。
これボンダスともう一つどこかのメーカーのヘックスレンチくらいしか使えないのだそうです。
特に右側が長さが必要なので、ボンダスのT型ヘックスレンチを買うことをお勧めします。
スロットルボディ単体で外してしまいましたが、エアクリーナーボックスの底部をスロットルボディに固定したままエアクリーナーボックスを動かしてやる方が外しやすいしハメやすいです。
それにセカンダリスロットルバルブが開いた状態になって少し飛び出していますので、手が滑って曲げちゃったなんてこともスロットルボディ単体でどうにかするよりは防げるはずです。
次はスロットルワイヤーを外します。
ここでノーマル車両だとインジェクターとスロットルポジションセンサーのカプラーを全て外して、スロットルボディにタイラップで括られたハーネスを外してやる必要があると思います。
が、そこはキットのハーネスを使っている私の車体だとコネクタを2つ抜いてやるだけでスロットルボディを外すことができます。
VIVA!!キットパーツ‼︎
ようやく外れたので、エアスクリューの位置をメモしときます。
スロットルボディにマジックで位置を記しておいて、全締めからの緩めた回転数もメモしときます。
私の車両は何故か2番だけあまり開いていませんでした。
エアスクリューを外すとワッシャーまでは簡単に出てくると思います。
がその奥にはお決まりのOリングが。
キャブだとそんな苦労した記憶はないんですが、これは引っかかってすごく取り難かったです。
外したエアスクリューかこちら。
この後クリーナーで汚れを落とすんですが、わからなくならないようちゃんと組んで順番においています。
エアスクリューの拡大。
先っちょからOリング、ワッシャー、スプリングの順です。
一応清掃する前に撮影。
エアスクリューがあまり汚れていないのですから、当然その通路にも目立った汚れはありません。
先に通路の方をクリーナーでと思っていたのですが、この向きでないとクリーナーがプライマリースロットルバルブにかかってしまいそうだったので、仕方なくこのままエアスクリュー側からクリーナを吹いて耐えることにしました笑
スロットルボディ側が終わったらエアスクリューです。
少しつけおきした後メリヤスウエスで拭いてパーツクリーナーでクリーナーを落としました。
少しだけ綺麗になってるっぽいです。
エアスクリューを元と同じ戻し位置に戻しました。(←何か分かりにくい)
バキュームテスターのホースを差し込むのはバキュームセンサーのホースが刺さっているところなのですが、これがビックリするくらい抜けませんで。。
どうにか抜けましたが、再度差し込む際にはシリコングリスを塗った方がいいかもしれません。
スロットルワイヤーの組み付け。
特に違和感を感じるなんてことはありませんでしたが、最後に調整できるように仮組みです。
インジェクターへのコネクタを取り付け。
いったんエンジンをかけたいので、負圧ホースも軽く刺しています。
スロットルボディをインシュレーターにどうにか押し込みバンドを締め付け。
フューエルホースのカプラーも忘れずに取り付けます。
センサーのコネクタを取り付け。
吸気温センサーだっけ?
一旦この状態でエンジン始動。
何もやっていないので普通にかかりました笑
負圧センサーへのホースとバキュームテスターのホースと付け替えます。
早速始動。
暖気が確認すると…ちょっとだけズレてますね。
水温の上昇と戦いながらどうにか調整。
うまいこと揃った状態で写っていますが、時々1目盛りくらい上下します。
なお負圧センサーはコネクタ抜いて殺さないとアイドリングできなくて調整できません。
再度エアクリーナーボックスを外してプラグ交換
ダイレクトイグニッションからコネクタを抜きます。
ダイレクトイグニッションを抜いたらエアブローしてプラグを抜きます。
ここに何か入っていたことはないですが、直接見ることはできませんし、プラグホールからエンジンに入ってしまってはどうしようもありませんので、エアブラーは必須です。
また4番のプラグを外すのにユニバーサルジョイントに首振りのエクステンションを使っています。
これくらい振れないと回せないんですよね、ラチェット。
なんかいい方法はないもんか…
今回使うプラグはこちら‼︎
NGKのレース用プラグです。
何が違うのかというと…よくわかりません‼︎
一応新旧比較。
イリジウムプラグも電極が細いので、ホント違いがわかりません。。
ネジ部分にスレッドコンパウンドを塗って元通り組み立てます。
負圧センサーへのホースはシコリングリスシリコングリスを塗って差し込みました。
次抜くときは少しは楽…かもしれません。
ここでスロットルボディとインシュレーターに薄くなってやれば楽に組めるんじゃ…と思い立ち、シリコングラスを塗ってから組んでみました。
すると…クッソ楽に入る‼︎
ブレーキ以外のゴム部品にはシリコングリスを塗るのが正解なのかもしれません。
あとは元に戻していくだけ。
まずはスロットルワイヤーを固定。
エアクリーナーボックスの底部を組み付け。
ひっそりと洗浄していたK&Nのエアクリーナーを取り付け。
って置くだけですけど。
蓋を閉めてやって
ブローバイのホースも忘れずに。
ホースとホースバンドもぼちぼち交換しよう。。
タンクを固定したら
最後にもう一度エンジン始動確認してやれば完了です‼︎
大事な部品が春先まで届きませんし、しばらく冬眠ですね。。
というわけでバッテリーを外しました。
最後に同調で使った工具一覧
ヘックス 3mm
ヘックス 4mm
プラスドライバー 2番
マイナスドライバー 1番
ソケットレンチ 10mm
エクステンション
ラチェットレンチ
バキュームゲージ
ソケットレンチはメガネレンチ等でも代用できますが、ソケットレンチの方が作業しやすいです。
またディープソケットか少し延長して使ったほうが作業しやすいです。
プラグ交換で使った工具一覧
ヘックス 3番
ヘックス 4番
プラスドライバー2番
ソケットレンチ 10mm
プラグレンチ
ユニバーサルソケット
首振りのエクステンション
ラチェットレンチ
被っていますがエアクリーナーボックスを外すための工具も記載しています。
1日で一気にやった風に書いてますが、実際には仕事終わりに少しずつ作業を進めて、1週間近く掛かっています。
またノーマル車両だとSDS使ってISCの調整してから同調とりなさいみたいな感じで書いてあるので、SDSなんて普通持ってないですからお店に頼むしかなさそうです。