バスター&ラン

主にバイクや車のことを綴っています。

復活のY その1

意を決してヨシムラ クイックスロットルキットを復活させることにしました。

自分でも無駄に手間かけるのが好きねぇと思います笑

まずは新品のスイッチを用意します。

35130-MFJ-D01です。

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こちらはCBR600RR(PC40)用のようです。

似たようなのに35130-MGP-D01もあるみたいですね。

こちらはCBR1000RR(SC77)に使われてるみたいですね。

他にもCBR400RRのスイッチのようにキルスイッチ部分がON/RUNになっているあるみたいですから、デザイン重視で選んでもいいのかも。
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コネクタ部分はGSX-R1000とは全く異なるものですので、まずはバラしてやります。
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この部分を軽く持ち上げてやると蓋が持ち上がるので、コネクタが抜けると思っていたんです。
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が、結局表(?)からストッパーをあげて抜くことに…
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抜けないことにイライラしつつも全部抜いてやりました。

これで配線を短くせずに済んだぜーと思っていましたが、実はGSX-R1000のスイッチ側のコネクタはメスであることに気付きました。。

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気を取り直してブレーキランプスイッチは不要なので抜いてやることにします。

まずはタイラップを切ってやります。
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つぎにスイッチボックスの下側のネジを取ります。
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ある程度バラバラになりました。
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スイッチボックス側が接着剤で止まっていますので、ハーネスチューブの中にドライバーでも入れてグリグリした後でブレーキランプスイッチのハーネスを引っこ抜いてやります。
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接着剤の後です。

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スイッチを元に戻す前に配線の色を確認。

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ネジを締めてから配線をタイラップで固定。
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一応ハーネステープの巻いてあったところも復活。
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とりあえずキルスイッチとスタータースイッチに配線を分けてみます。

この画像があれば忘れても確認できますし。
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せっかく端子を引っこ抜いたので出来るだけ配線を長く使おうと皮膜を抑えている部分だけツメを起こしてやりました。

まあこの程度ならわざわざ起こす必要もないですけど。
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使うコネクタはこちら。

住友電装製090型HMシリーズ8極/8P090-SMHM-F-tr

配線コムさんは最近端子は別売のみにされたようで別途以下の端子も必要です。

矢崎総業090型HM/MTシリーズ非防水メス端子/F090

なんで住友のコネクタに矢崎の端子なんだろう??

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まずは呼びハンダ。
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それから銅線部分だけ圧着。
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つぎにハンダでコネクタと銅線を確実に止めてやります。

これ端子に熱が入って弱くなるからダメという説もありますが、所詮素人仕事なので確実に抜けなくなる方を選択した方が良いと思います。
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ほかの配線全てハンダ付けしてから皮膜部分をカシメてやります。
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で、配線図も確認。

一応スイッチ部分だけ抜粋することにします。

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配線図と実際のコネクタを比較しつつテスターも当ててコネクターに刺してやりました。

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ここまでやって気がついたんですよね、前に使ってたスイッチボックスとなんら配線が変わってないことに。

と思ってヨシムラのスイッチボックスの残骸を発掘したので比較。

ちょっとわかりにくいですけど黒と黒/赤の配線が1つの端子に結線されてます。

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せっかくなのでセルスイッチ側の配線も。

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ここでまた別の問題に気付きました。

左下にちょこっと写ってる配線が不要なブレーキランプスイッチの配線だということに。。

そしてセルスイッチ側から出ている青/白の配線がコネクタ側にはいないことを。

念のためコネクタ側のハーネスチューブを覗いてみると…

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青白のハーネスはちょっと見辛いですが3本ともおられます。。

解体屋と同等の仕事をして商品として販売されてますね、ヨシムラさん…

腹が立つので不要なハーネスは抜いてやりました笑

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配線図追う限りオレンジ/白がマイナスでスターターとセルスイッチのマイナスが結線されてます。

なるほどと思い、ヨシムラのコネクタと比較してみると…いやヨシムラのスイッチ刺さってる数少な過ぎ。。

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ここで純正のスイッチボックスも確認。

左から黄/緑、橙/白、橙/赤、黄/白の順に並んでいます。

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セルスイッチのオン/オフそれぞれにプラスとマイナスがいるようです。

オンが黄/緑と橙/白、オフが橙/赤、黄/白のセットになっています。

コネクタ側を見ると…

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左上から

 橙/赤、黒/青、黒/白、黒/赤

 黄/白、黄/緑、橙/白、橙/黒

となっています。

色ではアレなので同じく左上から

 セルスイッチのフリー側のマイナス、メータースイッチのマイナス、ブレーキランプスイッチのプラス、ブレーキランプスイッチのマイナス

 セルスイッチのフリー側のマイナス、セルスイッチのプッシュ側のプラス、セルスイッチとキルスイッチのマイナス、キルスイッチのプラス

セルスイッチのフリー側のプラス

ですね、たぶん。

再度配線図を確認すると…

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橙/白の配線が結線されています。

これはコネクタまでに結線されているということなのでしょう。

というわけでホンダ純正のスイッチだとセルスイッチの配線は3本ですから、セルスイッチのマイナスに相当する黒/赤とキルスイッチのマイナスの黒の配線は結線してやらないとセルが回らないということになりますね。

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なんでノーマルのハーネスでは回っていたのかわかりませんが、とりあえず結線した場合としない場合で試してみます。