10月25日の走行でelf MOTO BRAKE FLUID DOT5.1がちょうど無くなったので、またMotul DOT 5.1 BRAKE FLUIDにしてみました。
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これだとブレーキレバーが入らんかったような覚えが…
サーキットで使ったブレーキフルードといえば、WAKO'S SP-Rに始まり、
Motul DOT 5.1 BRAKE FLUID、brembo LCF-600 Plus、Motul RBF 660 Brake Fluid、elf HTX-320、elf MOTO BRAKE FLUID DOT5.1といろいろ使ってきました。
せっかくなので軽くインプレでも。
あくまで個人的主観です(笑)
1.WAKO'S SP-R:
冷えていると固く感じますが、温まるといい感じに使えます。が、温まるとブレーキレバーが入ってしまうので、リモートアジャスターが一般的ではなかった当時は最初はレバーを少し遠くして、温まったら使いやすい位置になるように調整していました。それが嫌で使うのをやめました。組み合わせはブレンボ レーシング ラジアルマスターとキャストのブレンボのキャリパーです。
Motul DOT 5.1 BRAKE FLUID:
こちらもWAKO'S SP-Rと同じくDOT 5.1ですが、レバーが入らないので安定して使えた…気がします。
brembo LCF-600 Plus:
コントロール性を求めて流行りのスーパーDOT4を入れてみました。確かにタッチは柔らかくなるのですが、ノーマルキャリパー + ブレンボ レーシング ラジアルマスターでは少し遊びが大きくなりすぎてしまい、若干扱いづらくなりました。
Motul RBF 660 Brake Fluid:
ブレンボのお高いキャリパーをいれたので併せて変更してみました。こちらもbrembo LCF-600 Plusと同じく、コントローラブルで非常に安定して使えます。ノーマルキャリパーでは使っていないのですが、スーパーDOT4はDOT5.1と比べると粘度が低いため、brembo LCF-600 Plusと同じく遊びが増えてしまうかもしれません。
elf HTX-320:
油脂類はすべてelfで揃えるんじゃい!というスポンサーになってもらっているわけではないのに無駄にこだわってこちらにしてみました。これもとても安定して使えます。しかもbremboの最高級品 HTC 64TやMotul RBF 660 Brake Fluidと違い、意外と普通の値段で買えるので、コスパはいいと思います。が、こちらもノーマルキャリパーだと少し遊びが大きい気がします。
elf MOTO BRAKE FLUID DOT5.1:
elf HTX-320 + ブレンボ レーシング ラジアルマスター + ノーマルキャリパーでの遊びの大きさが気になり、こだわりのelf LUBRICANTSのDOT5.1にしてみました。思惑通り遊びが適正になり、普通に使えるようになりました。が、このブレーキフルードもWAKO'S SP-Rと同じく、ノーマルキャリパー + ブレンボ レーシング ラジアルマスターだと温まるとレバーが少し入ってしまいます。
で、ブレーキフルード交換。
用意するのは8mmと11mmのレンチとシリンジによく見る耐油のチューブを取り付けたもの。
それにパーツクリーナーと水です。
ブレーキフルード交換に水ってアレですが、これ大事です。
まずはタンクのフルードを抜き取ります。
次にマスター。
最後にキャリパー。
全てシリンジを引っ張って抜くだけ。
次にカップにフルードを入れます。
また抜いた時と同じようにシリンジで抜いてやります。
まずはマスターから。
次にキャリパー。
私のはトライピースなのでどっちからでも良いのですが、バイピースの場合は右側からの方が良い気がします。
シリンジだと引っ張って抜ける量が知れてるので。
というわけでまずは右から。
続いて左。
この時点で軽くタッチが出ているはずです。
次にブレーキレバーをシコシコやって残ったエアを抜いてやります。
まずはマスターから。
次に右のキャリパー。
続いて左のキャリパー。
と思ったら画像がありませんでした。
なぜか撮り忘れたらしい。。
最後にもう一度マスターから抜いてやれば、完全に抜けてると思います。
終わったらフルードを適当に入れて蓋を閉めます。
ブリーダーの締め付けを確認して、ブリーダーに水をかけてやります。
フルードは乳化してしまえば塗装を侵すこともありません。
私はシリンジを水で洗ってから、シリンジを水鉄砲にしてブリーダーにかけています。
最後に周りに飛び散らないようにウエスで包んでやってからパーツクリーナーをブリーダーに向けて噴射!
これでまず間違いなく残ったフルードはいなくなっているはずです。
私はやらかした時用にバケツに水を入れているのですが、まず間違いなく残るので残った水をマスター付近やキャリパーにたっぷりかけてやります。
ここまでやればどこかに飛び散っていたフルードが塗装を侵すなんてことはないでしょう。
また純正のブリーダーの場合、鉄でできているため中に水が残っているとブリーダーの中が錆びてしまいます。
そのためキャップはすぐに閉めずに、少し放置してから閉めてやる方が良いと思います。
紙ウエスト等でコヨリを作ってブリーダーに刺してやれば、早めに中も乾くと思いますよ。
実はもう一つノウハウがあるんですが、そこは内緒です^ ^